好きなブログで思い起こしたのはピピピピピさん

今週のお題特別編「好きなブログ・おすすめのブログ」 #はてなブログ は3周年

 

久しぶりにお題に乗っかってみようと思います。

好きなブログ、読んでる時にわくわくするブログはここかな。

 


ピピピピピがブログを書きますよ。

 

このブログはどんなブログなのか、説明がとてもむずかしいです。

書き手(ピピピピピさん)が、自分の悩みや考えを淡々と吐露するブログ、と聞くと珍しいタイプのものじゃないと思ってしまうけど、問題はその文章の熱量。

きっとキーボードに向かってると言葉が次々溢れてきちゃってんだろうなあと想像できる言葉の波、渦。

その文章の内容も、ゲスだったり下品な悩みだったり体験だったり、ひどいもんです。

俺はここを読むときいつも小説を読んでる気分。荒々しい私小説を読んでるみたいな。

このブログみたいな、読みながらにこの人の人間性、人格が伝わってくる文章が大好きです。小説もそう。反対に、格式張ってたり上品に他人の目を意識した文章は大嫌い。

このブログは、記事を読むだけでこの人の考えが頭に入り込んできて、共感とは違う同調を強いてくるようなブログです。これはすごいことです。本当の感動や感銘は、共感の向こうにあるんです。たかがネットのすみのブログなのにこれだけの熱量をぶつけられるのはすごいことだと思う。

 

しかもこの人は小説家を志望して、実際賞に応募したという。

実際書いてみるとわかるけど、小説を書き上げるってのはすごく大変なこと。小説を書きはじめるってのと、長編を書き上げるっていうのは全然違うタイプの苦労を要する。しかもそれを応募するとなると相当の熱意を持ってないと。世にごまんといるだろう小説家志望のほとんどはここまでいけない。そもそも小説を書き始める地点にも到達できない人も多いだろうことを思うと、賞賛に値します。

 

あとこの人を語る上で避けて通れないのがこの出自というか成り立ち。

自分でよく話題にされますが、この人はかなり恵まれた家庭環境におられるようです。

一人暮らしの時にも結構な額の仕送りをもらってたようです。今もお父さんの会社で働いているとか。

正直けしからん、羨ましい、と思わずにはいれませんが、俺は小説家になるための要素として「モラトリアムに思いを巡らせる」ことが大事だと思っています。

働いていたりなかったりするモラトリアムは楽な反面暇な時間は苦しいもの。この時の経験と頭に巡り巡った思いが、文章を構成する上でかなり役に立つと思っています。この「空白期間」が文章の魅力を増す秘訣です。

 

この人の文章がドロドロしてぐちゃぐちゃで、助けを求めてるようにも他人を拒否してるようにも見えるのは、その混沌とした期間の積み重ねによるものではないか。そう思います。

正直この人の文章にはあまり共感できない部分も多いです。ですが、確かに自分と似通った部分も見えたりすることもあり、そう思ったそばからまた遠くに行ってしまうような、そんな不思議な印象を受けます

これはなかなかプロでもお目にかかれないタイプの書き手なので、一読の価値あり。これからも共感の向こう側に連れてって欲しいです。