罪を悔いること 幸福は閉鎖である

 僕達がやりましたを2日で読破してしまった。

 窪田正孝主演でドラマ化されてるそうだ。本当に面白かった。

Twitterにも書いたけど、中村文則の小説みたいな話だった。

罪の話だ。懺悔の話。

誰しも大なり小なり、過去の罪を悔いる気持ちがあるんではないだろうか?

「あの時あんなことをしてしまった」

「あの時あんなことを言ってしまった」

そんな気持ち。

ささいなら良い。別に考えなくするのは簡単だ。

でもこの漫画みたいな大きな後悔なら大変だ。

基本的に、幸福を感じるには、他人の不幸やその他問題を考えないようにする必要がある。これは、中村文則の小説「悪と仮面のルール」にあった一文だ。

「幸福は、閉鎖だ。」

本当にそうである。

今も日本の何処かで、世界のどこかで人が死んでいる。もしかしたらすぐ近くで誰か死んでるかもしれない。でもその不幸は無視、閉鎖だ。

自分にとって都合の良いことだけを考えるのが、幸福のコツだ。

そして目に見えてわかりやすいセンセーショナルな不幸、地震や大雨被害へ心を痛める。そしてわずかばかりの寄付をする。結果、寄付した自分に満足だ。幸福。その災害で死んだ人のことは深く考えない。閉鎖だ。

これからも俺は、上手に他人を閉鎖して生きてくんだと思う。大人になるって、上手に外を閉鎖することかもしれない。

そしてあたかも、「俺はいつも他人を思いやって生きてますよ」って顔をするんだと思う。

みんな似たようなもんだ。

世は今日もこともなし、である。